定額制に隠された心理【マーケティング】
こんにちは!
最近ゴンチャというものを飲みました経済ニュースサークルです。おかげで金欠です。
しかし大学生になってバイトも始め、お金に余裕があるよ!って人も増えたかもしれません。
そんな皆さんは普段なんのアプリで音楽を聴いているでしょうか?
『学生までは違法アプリを使っていたけど、今はApple Musicかな』
『Amazonの音楽サービス!』
『Spotify!』
時代の流れというものは速く、数年前までCDを買ってウォークマンで聞くような人は年々減少し今の大学生は様々な定額制の音楽アプリを使っていることでしょう。
『月に500円だし破格!』
このようなサブスクリプション型はお得感が売りですよね。しかし本当に消費者にとってお得なのでしょうか?
最初の1ヶ月は無料!に隠された罠
映画見放題でお世話になっているアマゾンプライムやNetflixは新規登録を促すために
初回1ヶ月は無料!などのキャンペーンをやっています。 ただでさえ月々500円なのに最初は無料なんて登録するしかない!
数ヶ月後……
見たい映画を全て見終わったぞ! もう見る映画ないけど解約するのもめんどくさいし放置しとこ!
この状況はとある心理を用いた企業が仕掛けた罠です。
現状維持バイアスとは
変化よりも現状を維持すること。その維持がたとえ自分にとって不利益であっても変化を嫌うこと
定額制にはこのような心理が絡まってきます。正直サブスクリプション型(定額制)は契約しているのにも関わらず全く利用していないユーザーが一定いるから利益が出るので現状維持バイアスにまんまとハマっている人は養分と化しているわけです。気を付けましょう。
例②
もう見る映画ないけど、もしかしたら今後見たい映画が追加されるかもしれないし、解約せんとこ!
保有効果とは
自分が所有しているモノに(自分が勝手に)高い価値を感じて、それを手放すことに抵抗を感じてしまう、または手放すことを損害だと思い込んでしまう心理現象
せっかく登録したんだから満足するまで使わなきゃ...!もったいない!という感情は保有効果によるものです。
保有効果はソシャゲの課金制度とも関わってきます。
単なるデータに1度でも課金をしてしまうとそのゲームをやらなくなった時点で課金したお金が無駄になってしまうが故にそのゲームに過大な価値を感じてしまいます。 経済学部の方はご存知かもしれませんがソシャゲの課金にはサンクコストも関わっています。
サンクコストとは
既に回収が不可能であるコストを意味し、サンクコストは英語で「Sunk Cost」と言う。Sunkとは沈むという意味であり、沈んでしまって取り返すことのできない状態であることを示す
ここまでお金をつぎ込んだからもう最後までコンプするしかない課金者特有の異常行動は傍から見れば「何やってるんだろう....」と思われます。これもサンクコストが原因で自分の行動を正当化させるためには課金をし続ける他ないという悲しき心理(真理)です。
かしこい消費者になるためには
このように使っていないコンテンツにお金を払い続けるような勿体なことを避けるべく購入を検討する時と同じくらい解約ついて考えなければなりません。
とちらも同じくお金を支払っているのにも関わらず定額制に関しては様々な心理により認識が甘くなってしまいます。 いま1度契約しているサービスを見直し断捨離を行うことが大切だとおもいます。